●タイトルの「オードブル」は、“『パリとプロヴァンス』というコース料理があったら、その前に食べてもらいたいもの”  という意味を込めて命名。そういうわけで、バラエティ豊かな食材(楽曲)を詰め込み、調理(アレンジ)した!

 

01.「ポートレイト」

まずは自己紹介ソング!「パリとプロヴァンス」って曲名でもいいかな、というぐらいにサウンドも歌詞もパリプロをあらわしている曲。矛盾を歌っているようにも捉えることができるけど、その「どっちでもない」という複雑な心境は、みんなの心の中にもあるのでは?と思う。もちろん僕はある!

 

02.「おなかがぐるぐる」

元々は遊びで作った曲だったんだけど、ときどき開催している自宅パーリィで歌ったら予想以上に評判だったので収録。これからオードブルをいただきます!という意味も込めて。ちなみに“ぐるぐる”というのは下痢ピーではなく、腹ペコという意味。

 

03.「夏はスキップ」

楽曲自体の解説はこちらを参照。

エレキギターにフランジャーをかけたりして、ちょこちょこ変更。雰囲気はそこまで変わっていないかもしれないけど、個人的には前のヴァージョンより好き。


04.「いいこと」

「いいこと」というのはサプライズで与えられたいいこと。なので「今日はいいことがあるんだ〜」っていうのとは違う。で、そういうラッキー的ないいことが続くと「なんかうまく行きすぎなんじゃないか!?」って思って不安になってしまったりするね。

レコーディングはちゃっちゃと終わったけど、ミックスに苦労した曲。

 

05.「真実の口」

楽曲自体の解説はこちらを参照。

ボーカルと一部楽器を再録しただけで、基本的な骨組みは変わっていない。ミックスはけっこー変えましたが、わかる人はマニアか僕ぐらいかな。

 

06.「パーリィは自宅で!」

最近は開催してないんだけど、かつて僕の家でパーリィと言ったらたこやきパーリィで、それがものすごく楽しみで適当にギターを弾いていたら誕生。ベースラインとドラムが好き。個人的には何度聴いても飽きない。ちなみにお試しCDVer.との大きな違いは、ラストのギターソロ。

マニアックな話だけど、この曲だけ録音時のオーディオインターフェイスが古いやつなので、若干音質が違う。

 

07.「暇な日はない」

ずーっと前、母親に「いつ暇?」と訊いたとき「わたしに暇な日はありません。失礼なことを訊かないで下さい」と言われ「確かに」と思って、それからは僕が暇だと思って「いつ暇〜?」とか訊いてくるやつに腹を立てるようになってしまった。(別に暇だと思ってなさそうな訊き方とか人ならなんとも思わない)

だけど「忙しい」は言い訳、と思っているので「ヒマじゃないけど忙しくない」という歌詞にした。こういう三拍子の曲は大好き。

 

08.「花」

数少ない恋愛の歌。僕の恋愛の話は需要がないし、恥ずかしいから供給もしたくないので、サウンドの解説を。

本当はアコギ1本とボーカルのみで録りたかったんだけど、なんかそれだとパッとしなかったのでピアノを入れてみた。そしたらシンプルなのに華やかになって「これだ!」と。歌詞に出てくる「あの公園」は水元公園。

 

09.「ルゥ」

僕が愛してやまない飼い猫のルゥ(♂)のために作った曲。最初にルゥの肉声が登場するんだけど、ほとんど鳴かないから録音に一苦労。

僕はちゃんとしたジャズができないけど好きなので、こういう「なんちゃってジャズ」の曲はよく作るんだけど、いちばんうまく作れた気がする。ドラムとか、結構頑張った。雨の日とかにしっとり聴きたい曲。

 

10.「ロードムービー」

詞はいわゆる叙情詩。音楽を続けることは犠牲と挫折がたくさんあって、でもそれに目を瞑って僕は音楽を続ける!という決意の曲。アレンジにものすごく苦労したんだけど、シャッフル調のすこし不思議なグルーヴにしたら雰囲気がガラッと変わってこのアレンジに決定。

 

11.「六木セントラルパーク」

楽曲自体の解説はこちらを参照。

アレンジはあんまり変えてないけど、ミックスと録音は変更。ドラムのダイナミクスは結構変わってて、夕方っぽさをレベルアップしてみた。バラードは聴くのも作るのもあんまり得意じゃないけど、この曲は気に入っている。

 

12.「手抜きなし」

楽曲自体の解説はこちらを参照。

キーをあげたことによって前のヴァージョンで収録されていたラストの「見てろ!」ってとこが歌えなくなった。でも「見てろ!」という必要もなくなったのかな、と。別に見たい人は見ればいいし、見たくない人はそれで結構。そういう考え方になったので難なく削除。

ラストを飾るに相応しいアレンジに仕上げたぞ!